交流報告

交流報告平成27年度の体験会参加者の作文

夏休み水のふるさと体験会参加者の作文

■ 東京都 小4 男子

東京都 小4 男子
「自然とのふれあい」
 八月十九日、二十日と二日間にわたる水源地の見学に参加しました。出かける前からずっとワクワクして、うれしい気持ちを顔に出さずにはいられませんでした。目的地に近づくにつれてさらにその気持ちは高まりました。
 一日目は、奈良俣ダムのあらゆるところ見学しました。中でも一番心に残ったのは、ダムの内部です。むずかしい「制御装置盤」を見たり、霧がかったような坑道はまるで異次元で不思議な場所でした。また、ロックフィルダムの大きさは迫力があり、石どろ砂だけでできるなんてすごい!!
 二日目は、水の源である水源林での活動をしました。自然観察会では色々な植物に出会い、危険植物の対応も教わり、土もふつうの森林よりもスポンジのような心地で生命の力強さを感じました。こんな水源林があるところの空気はぼくがくらす東京よりはるかにおいしく感じられました。丸太切りは少し時間がかかったけれど、うれしく、木の中の数々の歴史が感じられました。コースターの焼印もうまく押せ、心にも大事なお土産になりました。
 蛇口からでてくる水一滴一滴に自然の力、そして数々の人の努力の結晶でできているのが分かり、何よりも地球があることで自分たちがいるというところまで考えました。自然があることも大切だけどそれをうまく生かす、生活に活用するためには人が必ずいると思いました。
 今回の学習で五感全てを使い、体験してこそ本当のことが分かり、たくさんの人の協力で水の大切さを学ぶことが出来ました。

■ 東京都 小5 女子

東京都 小5 女子
「体験会で学んだこと」
 「水は大切。」この事をこの体験会で学びました。
 まず初めに水道キャラバン隊というのをやりました。水はどうやって家まで来るか勉強しました。水はダム、川、浄水場を通って水は家まで来ると分かりました。後半にはろ過の実験をしました。細かい砂を上にじゃりを下にやって実験をしたらきれいな水になって驚きました。
 次に奈良俣ダムを見学しました。奈良俣ダムは岩と砂と土でできたロックフィルダムという構造でした。高さ158メートル幅520メートル。ダムにたまる水の量は9000万m³もあってびっくりしました。奈良俣ダムはいくつかの目的をもっている多目的ダムでした。
 二日目には林業体験や自然観察会もできて、「森のダム」についても幅広く学び知ることが出来ました。教えてくださった方々は、図鑑で読む知識とは違って、森の中で直接自然のことも話してくださり、知らなかったことばかりでした。
 このように、二日間群馬県に行き、多くのことを知り学びました。そして身近な水道水が色々な人の力をいただきながらたくさんの手順を経て、東京の私達がやっと使えることを学びました。

■ 東京都 小6 男子

東京都 小6 男子
「そういうことだったのかダム」
 ぼくは、夏休み水のふるさと体験会に参加して、自分はダムや日本の自然について知っている気になっていても、本当はあまりよく知らないということに気づきました。このイベントに参加するまで重力式コンクリートダムしか知りませんでした。新しくダムを知ることが出来た上にロックフィルダムという珍しいダムを見ることが出来て良い体験が出来たと思います。奈良俣ダムは何もかもがぼくが思っていた大きさと違いました。ダムを作っている石も手で持ち上げるのは大変そうな大きさでした。総貯水量は9000万m³でその水で深さ1mのプールを作るとディズニーランド約100個分というのは、ぼくには想像もつきません。材料の量も地球半周するなんて、地球規模にまでいっているのかとびっくりしました。このダムがある群馬という県にも関心を持ちました。緑のダムと呼ばれる森林と皆も知っているダムとが両方あり、首都圏の水がめと呼ばれて僕たちの生活を支えてくれていると知ったからです。3分の2が森というのにも惹かれました。心身ともに疲れた時はここに休養に来たいと思いました。水道キャラバンは四年の時に学んでから二年経ち、忘れかけていた記憶を呼びさまし復讐することが出来ました。沈澱・高度浄水処理・ろ過・消毒など、たくさんの工程を経てやっと僕が飲んでいる水が出来ていると思うと浄水場の人に感謝の念があふれてきます。この時行った実験は興味深いものでした。凝集沈殿ろ過実験というものですが、ぼくはやったことがなかったので新鮮な楽しみがありました。よごれがきれいに固まって水が透明になったことには驚きました。ぼくは、このイベントに参加して自然や水の大切さ、そのためのダムの大切さを学び、これからは水を大切に使おうと思いました。そして無駄使いをしている人には注意したいです。

■ 群馬県 小4 男子

群馬県 小4 男子
「夏休み水のふるさと体験会に参加して」
 ぼくは、今まで水道からでる水がどこからどのようにしてくるのか考えたことがありませんでした。それにぐんま県が水のきれいな場所だとも知りませんでした。そしてこのふるさと体験会に参加して、水のことについていろいろ知ることができました。
 水道キャラバンでは、最初にビデオを見て水道水源林やダム、浄水場のことについて教えてもらいました。初めて知ったことばかりで、最初はよく分からなかったけど、だんだんと分かるようになってきました。ぼくは、この水道キャラバンのぎょう集ちんでんろか実験が一番楽しかったです。
 次にならまたダムに行きました。
 最初はならまたダムの上をモーターボートではしりました。実さいダムの上を一周するとテレビや写真で見るよりもずっと大きく感じました。
次に取水せつびを見ました。取水せつびには大きなゲートがありました。ゲートをそうさするためのそうさばんが色々ふくざつでかっこよかったです。次は、エレベーターでダムの地下に行きました。ダムの地下は、温度が10度で寒かったです。おくには、たくさんのせつびがありました。そこからずっと地下のトンネルを歩くと発電所に出ました。発電所ではタービンやいろいろな物を見ました。
 二日目の朝林ぎょう体験をしました。最初は、木をのこぎりできりました。思ったより切るのが大へんでした。自然かんさつ会では、水源の森の土で、人にふまれない所の水のきゅうしゅうする速さが速かったです。
 これからは、自然や水を大切にしたいと思います。そして、安全でおいしい水のためにがんばってくれている人たちに感しゃしたいと思います。

■ 群馬県 小5 男子

群馬県 小5 男子
「水のふるさと体験に参加して」
 今日は八月二十五日水上町からもどって五日がたちました。台風15号がきています。
今ごろ、ダム湖にも雨水が流れこんでいるんだなと思います。こんな想像をするのも、この勉強会に参加できたおかげだと思います。
 ぼくは小さいころ家族旅行で水上温泉に来たことがありました。あとは保育園の遠足で谷川岳の近くまで行ったこともありました。
 今年の夏休みに久しぶりに利根川の水源をたずねることができワクワクしました。
 東京から参加したグループといっしょです。友達になれるかちょっと不安でした。
 一日目の一番心に残った思い出は奈良俣ダムの湖をボートでまわったことでした。スピードもあって気持ちがよかったです。とても深いダム湖でした.直前までヘルメットをかぶって涼しいダムのしせつの地下までもぐりました。そこをじっくり見学した後なので、なおさら感動しました。
 群馬県は全体の3分の2が森林ということも初めて知りました。
 二日目には森の中をたんけんしました。森のガイドのおじさんからは、森は緑のダムということを教えてもらいました。
 ぼくは、これまで山の中を歩いたり登ったりしてきたけれど、山にはたくさんの水が地下にゆたかにたくわえられていることを初めて知ることができました。おぼえきれないくらいの種類の植物がゆたかに育っていました。
 ぼくはダムの大きさを今も思いうかべることができます。行ってよかったです。水道の水になるまでの道のりを勉強できて、おいしい水に感謝していきたい。
 楽しい水の実験もまたやってみたいです。木を切ったりコースターを作ったり、教えて下さったおじさん方ありがとうございました。
 東京からの友だちも、群馬県からの友だちもありがとうございました。

■ 群馬県 小6 女子

群馬県 小6 女子
「水のふるさと体験会に参加して」
 私は「夏休み水のふるさと体験会」に参加して、たくさんのことを学びました。
 「水道キャラバン」では、おもしろくて、楽しくて、ためになる説明と実験が興味深かったです。特に凝集沈殿ろ過実験で、ろ過の様子を実際に試してみることができたので、わかりやすくて、水道水について、くわしく理解することができました。
 ダムについては、学校で学んだことがありましたが、実際に中に入らせていただいたりして、目の前で見たダムは、とても迫力がありました。ダムを作るときは、その場所の地形と地質に合った形のものを作るということを教えていただき、とても勉強になりました。日本の川と外国の川の特ちょうやちがいも、分かりやすく説明してくださり、その比較にはびっくりしました。
 「奥利根水源の森」で行われた林業体験と自然観察会も、とても楽しかったです。焼印は、水ばしょうとふくろうを選びました。きれいにでき上がって、よかったです。丸太切りは、最初、コツをつかむまで大変でしたが、一生けん命、がんばったら、上手にカットできたので、とてもうれしかったです。焼印も丸太切りも、木の特別な香りと温もりを感じました。
 自然観察会では、今までに見たことのない植物や木や生き物を観察することができました。とても分かりやすく説明して下さったので、大変勉強になりました。特に、ブナの森で行った、『水の吸い取り時間比べ』の実験も、分かりやすくて、興味深かったです。
 ブナの木が、吸い取ってくれるから、川の水がきれいなのだということを知り、とても感動しました。
 ダムの周りには自然がいっぱいあって、いろいろな生き物が生活しているから、そんな自然をこわさないように、守っていくことも大切なのだということも学びました。
 また、東京から参加した人たちと友達になれて、うれしかったです。
 私たちの生活は、自然の力と多くに人々の努力のおかげで支えられています。そして、大切な命が守られています。これからも、感謝の気持ちを持ち続け、私たち自身が、自然と水を守っていかなければならないと思いました。そして、今まで以上に、水を大切にしていきたいと思います。

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